とまぁ、こう聞くと、まるで、イスラエルを支持するアメリカと、それに追随して日和った日本、と取れます。
事実、そう取った人、取りたい人、あるいは、そう取らせたい人は、日本は駄目だ、安倍政権許すまじ、と気炎を吐いているようです。
でも、本当にそうでしょうか。
「棄権」したのは日本だけでは無く、イギリス、イタリア、ドイツなどの比較的平和な先進国を含む17カ国です。
過去はともかくとして近年では穏当、安定した政治、外交を進めているドイツなどの先進国は、こぞって棄権。
こう聞くと、受ける印象も違ってきませんか。
意図的にそうしたから当然なんですけれど。
それは、反対する大国アメリカと追随する弱腰日本、という構図もまた、誰かの意図が働いているかも知れないという事でもあります。
少なくとも、反対したのはアメリカだけでも、棄権したのは日本だけではありませんよね。
また、棄権するのは卑怯だという論もありますけれど、賛成と反対のみで結論付ける事では無い、という意思表示とは取れませんか。
今回まだイスラエル側の民間人に被害が出ていないのは、単に精度が高い防衛機構が働いているからに過ぎません。
今この瞬間にもイスラエル側の民間人が死傷する可能性もゼロでは無いでしょう。
確かにパレスチナの民間人には多大な被害が出ています。
単に、民間人を巻き込む事を厭わない悪逆非道な軍隊なのではなく、自国民を守るための国家としての選択なのです。
多くの民間人を殺しているからイスラエルは悪だ、棄権する日本は駄目だ、なんていう、単純で心地良い思考停止だけで良いのでしょうか。
あ、良いですか、じゃあいいです。
アニメでも見ます。
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