今の時代、アニメやドラマなどの映像作品もプラットフォーム独占配信が増えてきましたけれど、余程の傑作で無ければコアユーザー以外には訴求しなくて尻すぼみになっていくんじゃないでしょうか。
勿論プラットフォームがお金を出しているので制作側はその時点で黒字の確保は出来ているので悪しき習慣とは言いませんけれど。
大多数のライトユーザーは週に一回の放送に一喜一憂して、それで話題になって盛り上がって楽しむんですよ。それ自体にはお金は発生しなくても、それで盛り上がってDVDや関連商品が売れると思うんですよね。
独占配信だと一気見できる長所があっても、ユーザー同士がほぼリアルタイムで盛り上がる事が出来ないって短所が勝ち過ぎて記憶に残らずに消えていく…。
独占配信でプラットフォームがお金を出してくれたから作れた作品もあるので独占配信すべてが悪いわけではない、ような、気も…する、ような…、しないような…(独占配信でアニメ化されたけれど中々にいまいちな出来の作品を思い浮かべながら
何歩か譲って単発やオリジナル作品ならプラットフォーム独占配信も良いと思いますけれど、「何とかー&何ー2」みたいな感じでライトユーザーにも好評だったシリーズものを独占配信したところで話題にならずに消えていくだけなんじゃないでしょうか。
「何とかー&何ー」に限らず、一週間に一度の放送後にユーザーが感想言ったり考察したりファンアートを書いたりで次回も楽しみだねってコンスタントに盛り上がるわけで。
大河ドラマなんかもまさにそうですよね。
それに10話くらい一挙配信されても、情緒が、こう…。
もう少し手心というものを…、ってなると思います。
これが小説でしたら「面白くて一気読みした!」なんてのも良い経験ですけれど、1話20分のアニメを一気に見ても、面白ければ面白いほどキャパシティオーバーになる場合もあるのではないかと。
1話20分のアニメや1話45分のドラマを1週間に1回ってのは丁度良い按配なのかも知れませんね。
プラットフォーム側は日本向けと言うより世界に向けてのコンテンツのひとつを手に入れられている旨味があるので、これからも独占配信作品は無くならないでしょうけれど。
せめて自分の好きなシリーズ作品や、好きになるかもしれない単発作品は独占配信ではなく地上波BS放送でやって欲しいナァと思います。
ただでさえ流行り廃れの激しい時代なので、1クール3ヶ月ゆっくり楽しむタイムリー性と言うか時代性みたいなのものに重心を置きたいところで。