狩りゲー…、いえ、SCEJの言葉を使うと、共闘ゲーム、というやつでしょうか。
また、各ゲームメーカーも、取って代われるゲームを作ろうと、もがいている様子。
そして、一部、明らかにどうにもならないレベルの物はありましたけれど、十万本単位で売れる程度に面白いソフトも、ちらほら。
その中で、すわ本命登場か、と思われていた節があったりなかったりする「フリーダムウォーズ」が発売されました。
ざっくり言うと、「ゴッドイーター」みたい、ですかね。
それぞれのファンからは、全然違う、と叱られそうですけれど、あくまで、ざっくり言えば、なので御容赦下さい。
ただ、制作会社は同じなので、あながち間違いでも無いと思っています。
挙動と言うか、システム周りと言うか、キャラの造形もそうですけれど、ゴッドイーターと同じ毛色です。
ですので、ゴッドイーターをプレイした事のある人は、そちらを気に入っていたかどうかで、こちらを気に入る事が出来るかどうか分かるんじゃないでしょうか。
勿論、あくまで毛色が似ているだけで、別ゲームです。
近距離武器で戦う事も出来ますけれど、高速移動や上下移動に使う鎖や、重火器を駆使して戦う場面も多く、アクションよりかはシューティングとしての面が強くなっています。
TPS、三人称視点の射撃ゲームと言える部分が大きいため、モンハンのようなゲームを求めると、合わないと思います。
更にストーリーRPGとも言える部分も強く、それを面白いと感じられるかどうかも、また難しいところです。
あっち行ってこっち行って話を聞いて、なんてのが煩わしいなら、向きませんね。
最初は歩くだけ、寝転ぶだけで、いちいち懲役何年かがプラスされていきますし、その目新しさを良い方向に受け取る事が出来れば良いんですけれど、そうでなければストレスなだけで。
かと言って、ディストピア感が巧く出ているかと問われると、うーん。
設定は面白いんですけれど、なんともちぐはぐに感じてしまうストーリーです。
いまいち生かしきれていなくて、勿体無いなぁ、というのが正直なところ。
面白くないわけでは無いですし、敢えて良くない部分を取り上げたというのはありますけれど、どこを取っても痛し痒しなのも事実。
そこそこ売れるゲームでしょうけれど、傑作には成り切れませんでしたかね。
続編や完全版で化ける素地はあるので、そっち待ちでも良いかも知れません。
本作も、安く買えるなら買ってもいいとは思うんですけれど、さて。
何にせよ、Vita本体ごと買っちゃいなYO、とは言えない程度で、少し残念でした。
- 出版社/メーカー: ソニー・コンピュータエンタテインメント
- 発売日: 2014/06/26
- メディア: Video Game
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