16世紀のフィレンツェで貴族の娘として生まれ育った少女アルテ。
理解者である父を亡くし、母によって嫁入りさせられそうになった事に反発し、かねてより夢であった画家になるため、アルテは家を飛び出して行く。
しかし、女は、ただ女であるというだけで手に職を付ける事を否定される時代。
どの工房にも雇ってもらえず、挙句には怒りのあまりに無謀な行動に出そうになってしまうが…。
雑誌「花とゆめ」辺りでありそう。
あるいは、周囲にもっと美男子を配置すれば乙女ゲームの設定にもなりそうな話。
しかして、ゼノンコミックスという。
やや古臭いような表現が無い事は無いものの、初単行本とは思えない程に整った絵柄と描き込み。
今のところ、少女漫画的な展開なので、好みが分かれる部分はあるかも知れませんけれど、大外れって事も無いと思います。
2014年4月19日に1巻が出て、2巻は秋予定だそうで、そのまま続刊していっても年2冊刊行ですかね。
正直、大外れは無いものの、大当たりって事も無いでしょうし、どこまで続くのかは分かりません。
設定に惹かれるなら、手に取ってみてもいいんじゃないでしょうか。
- 作者: 大久保圭
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2014/04/19
- メディア: コミック
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