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A/N=Prose

おおむね言いたいだけ。

【037】PS3「TOX2」その2:君とちぐはぐを感じるRPG #TOX2

テイルズオブエクシリア2は、前作よりもシステム面が良くなっており、遊びやすくなっています。
行ったことのあるエリアならボタン1つで行き来できるのは便利ですね。
ただ、その他に面倒だと思う部分もそれなりにあるんです。

その最たるものが借金。
とある事情で莫大な借金を負う事になったんですけれど、これのせいで行ける場所が制限されています。
借金を一定の額、収める事によって制限が解除され、それに伴ってストーリーが進むようになっているんです。
ストーリーだけを進めようとしても、移動制限のせいで次のチャプターが始まらない。
結果、ストーリーを少し進め、借金返済のためにサブクエストなどの金策をし、ストーリーを少し進め、借金返済のために、という繰り返しになります。

最初こそ、特に何か思う事もないので、それを繰り返していくのも苦ではないんですけれど、中盤に差し掛かってくると、さすがに倦んできます。
特に、中盤にもなると、物語も核心に迫ってくるわけで、にも関わらず、次の話に進もうとしても、はい借金返してね、と足止めを喰らいます。

借金返済のためのクエストやサブエピソードをプレイしていくうちに、自然とレベルが上がるように出来ているのを、どう思うかですね。
上手く調整されていると取るか、メインストーリーの短さを補うための時間稼ぎと見るか。
減り張りがある、と言えば聞こえは良いんですけれど、物語が動くたびに中断されて金策しなければならないのは、物語そのものの没頭度を低くします。
テレビゲームとしては、良く出来たシステムだとは思うんですけれどね。

ストーリーRPGとして見た場合も、良く出来ているとは思うものの、好き嫌いが分かれそうです。
根幹となるのは新しい主人公と新しい物語、でも前作の登場人物たちはほぼ勢揃いで物語に関わってくる。
2と冠するからには前作とは地続きの物語かと思いきや、世界設定が引き継がれているだけで、まったく違う話。

降って湧いたような分史世界とやらを中心に据えた結果、前作の物語を潰しかねない部分も出てきました。
齟齬が生じているわけでは無いんですけれど、前作の感動は何だったの、と言わざるを得ない展開もあったり。
肝心の物語自体も重い展開に終始しているので、単純明快に仲間たちと世界を救っていきたい、というのとは違いますね。
これは前作でもそうでしたけれど、今作では比重が更に増していて、でも登場人物同士の掛け合いなどは明るいものが多いため、落差が激しいです。

良かれ悪かれ、大なり小なり、一から十まで、ちぐはぐなんです。
勿論、上手くハマればお気に入りの作品になれる要素は多いにありますけれど、手放しで勧められないのも確かで…。
悩ましい作品です。

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